#論文筋トレ

ディズニー映画における差別の表われ


여러분 안녕하세요. みなさんこんにちは。
アンナです。
今日も訪問ありがとうございます!



今週は、最近と比べて課題などさくさくと進められています。
昨日、同時進行していた、別の30日トレーニングを達成しました。
暑くなってきたからか、今日はちょっとトレーニングしたら頭がクラクラしてしまったので、ほどよく栄養を摂っていきたいと思います。


さて、今日から何回か、テーマを変えて、人種差別に関する論文を紹介していきます。
授業で扱っていたところ、今のような事態が起きました。
「日本にいて良かった」ではなく、日本人自身にも考えるべきことがあります。問題意識を少しでも刺激できますように。




アメリカにおける人種差別



第二次世界大戦前後まで、黒人はジム・クロウ法(1876年から1964年にかけて存在した、人種差別法の総称)に苦しんでいました。
人種隔離や投票権の剥奪などがその具体例ですが、隔離された一方で黒人だけのコミュニティーが生み出され、黒人ビジネスの発展も見られていたようです。そのなかで独自の「ハーレムルネッサンス」という文化が生まれたり、大衆運動なども起こりましたが、全体的にはジム・クロウ法が適用されていることに変わりはありませんでした。

1940年代に入り、ルーズベルト大統領によって黒人も多少の制限はあるなかで、軍需産業に携われるようになるなど、第二次世界大戦時の黒人の活躍が見られました。また、初の黒人メジャーリーガーなどの登場があり、50年代から60年代には公民権運動が起こりました。

60年代に入り、公民権法と投票権法によって黒人差別が撤廃されることになり、法的平等が達成したため、公民権運動は徐々に衰退していきました。

しかし70年代、まだ差別を感じていた黒人に対して、白人は多くを求めすぎていると感じていました。2000年代に入り、人種の多様化はさらに進み、「人種のサラダボウル」と言われるようになったものの、未だ完全平等には至っておりません。



ディズニー映画における差別



ディズニーの長編アニメーション作品は1937年の『白雪姫』から辿ることができます。筆者がそのなかからいくつか取り上げて論じているのですが、ここでは抜粋して紹介します。


・1941年に公開された『ダンボ』では、
登場する5匹のカラスのうち、リーダー的役割のカラスはジム・クロウといいました。
また過酷な労働に就くのは黒人というイメージがあったこと、サーカスを見にくる観客や身なりの整った者はすべて白人として描かれていたことを指摘しています。
当時の黒人に対する偏見や差別意識が表れていました。


・1995年に公開された、ネイティブアメリカンが主人公の『ポカホンタス』では、表面上の差別はなくなりました。
主人公ポカホンタスの服の露出度の高さ、入植者であるイギリス人が最後には受け入れられていること、「野蛮人」「未開人」などの差別用語が多く使われていることなどについて多く批判されたものの、
筆者は、「異文化を受容することの大切さと真摯に向き合えば障壁を超え共存することができる」というメッセージのある作品だとしています。

・2009年に公開された『プリンセスと魔法のキス』では
自分の夢に向かって懸命に働く主人公が描かれました。初の黒人プリンセスであり、異なった人種の結婚が障壁として描かれていなかった点は、ディズニー史上初めてのことだったとまとめています。





参考論文*
土岐菜摘, 「ディズニー映画にみる人種差別・女性差別」, 早稲田大学文化構想学部現代人間論系 岡部ゼミ, 2015.(最終閲覧日:2020年5月30日)
http://www.f.waseda.jp/k_okabe/semi-theses/1505natsumi_toki.pdf


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