日韓の未来

平和な世界で生かされている。5.18光州事件をアンナが解く。2#278

여러분 안녕하세요. みなさんこんにちは。
アンナです。
今日も訪問ありがとうございます!


先週、語学堂での春学期を終え、週末の試験もナントカ済ませて
休み中は、母のソウル旅行に合わせて私もソウルへ行ってきました!

今回は、前回の5.18光州事件についての続きの記事です。





今回は、5.18の関連施設についてまとめていきます。


まず、光州にある関連施設は、主要なもので4つあります。
(いや、ほかにもあるよ!というものがあったらすみません)

  1. 国立5.18民主墓地
  2. 5.18自由公園
  3. 5.18民主化運動記録館
  4. 5.18記念文化センター


私は、4.文化センター以外の3カ所には、既に2回以上訪問しているので、その時の写真と共に、紹介します。

また、前回の記事でも紹介した、全羅南道の元・道庁があったACC(Asia Culture Center, 文化殿堂)と、被害者の治療を目的とした人権団体・光州トラウマセンターというものもあります。

私はこの2カ所についても訪問した経験がありますが、そこまで記述し始めると細かすぎると思うのでカット。


5.18自由公園

最初に訪問したのは、金大中コンベンションセンターの裏にある自由公園です。

正面には野火烈士記念碑(들불열사 기념비)。
野火夜学(?)運動家7人(박기순, 윤상원, 박용준, 박관현, 신영일, 김영철, 박효선)の姿を彫ってあるそう。

光州事件の5.18公園から、カフェ巡りまで。ある日曜のお散歩。#109

Happiness! #アンナの韓国生活 Amebaブログ

昨年の12月11日に訪問したのですが、当時は何がなんだか意味をよく理解していなかったこともあり、ただ「行ってきました」ってだけになっていたようです。

ちなみにこの時なぜ行こうと思ったのかは不明なんだな。



Amebaブログのほうの写真も交えて説明していきます。

自由公園の説明として、パンフレットを引用します。

1980年の5.18民主化運動当時、(中略)政治軍人の強硬鎮圧に対抗し、我が国の民主主義を守るために闘った人々が監禁され軍事裁判を受けた場所。(中略)

民主化に対する強い意志と若い情熱で不義に対抗した闘争の跡で、人権・平和・和合の象徴として人々の記憶に残る歴史の現場である。

「5.18自由公園 歴史体験」パンフレットより
映像や展示室のある自由館。
どうでもいいけど、この噴水は2019年5月に訪ねた時も水がないこの状態だった。
いつ水で満たされるのかな?

この「自由館」では、光州事件に至るまでの年表や、5月18日から27日までどんな出来事があったのかについて分かりやすく端的に説明されている印象があります。

建物に入るとすぐ目の前にある。
噴水台(現在のACCの前にある)に集まる市民たち

内部の様子。随分とさっぱりした感じですね。



自由館の横には、連行されたり拷問されたりする人々の模型が展示されています。

2018.12.11撮影。つまり年中、野外にこういう展示があるってこと。


驚くことに、今月17日に訪ねた時に「歴史体験」という名のガイドツアーが、こんな小っちゃい子たち対象で行われていました。幼稚園生くらいなんじゃないかと…(検討がつかなさすぎて幼稚園生なのか自信はないけど)

ガイドを務めていたハラボジ(おじいさん)が「ほら見て!おじいちゃんたちはね…」と説明していたのが印象的でした。


憲兵隊本部事務室を再現した建物の最後は、観覧者が制限されている部屋があります。実際の死者の姿を写真で展示してあるのですが、どう考えても真っ暗な部屋に浮かび出すなんて(ライトは一つもない)展示の仕方にコダワリ過ぎなのでは…。

残虐な取り調べが行われていたこの事務室のほか、

「人間屠殺場」と化していた(パンフレットにそう書いてあったんだけど、一体どんな表現なんだ…)憲兵隊中隊内務班や、連行者に拷問や調査をする臨時取調室として使われていたらしい憲兵隊食堂、強制連行された市民たちが1980年10月27日に光州刑務所に移送されるまで拘禁されていた営倉、軍事裁判を行う法廷などがあります。

ちなみにこんな公園のすぐ隣にアパートがあるんですが、本来の位置より100メートルほど離れた場所に復元・再現しているそうです。まあ今の建物は「本物」じゃないからいいってことなんでしょうか。


5月18日の1週間前である11日、中国語の試験が終わってから一人で行ってきたのですが、その時にやっと、展示内容を理解しました…!少し勉強してから改めて行ってみて、よかったです。



そして、高校訪問をしていた5月17日にも行ってきたのですが、

自由館のスタッフのアジュンマ(おばさん)に「今、ガイドが始まったばかりだから一緒に行って!」と連れて行かれたチームは、まさかのお子ちゃましかおらず(先ほど記述した子供たちのツアー)

いくらなんでもこの子たちと一緒にいてもなんかなあ…と思っていたところ「ちょっとこれを見ている姿を撮りたいので手伝ってもらえませんか?」と声をかけられたのが、こちらの石碑。

「先進祖国の先鋒 大統領 全斗煥」と書いてある

そして、きちんとKBS(韓国の公共放送局)のニュースに私たちの姿が映っていました。

‘공원에 생가까지’ 전두환 흔적 여전…처리 논란

KBS NEWS

私たちの姿を撮ったあと取材陣がすぐに移動していたので、ほぼ確実に使われるんだろうなあとは思っていましたが、このニュースをたまたまネットで見かけたという知人から

「韓国のテレビデビューしましたね!」というメッセージをもらいましたwwwww大袈裟。


ちなみに逆さまに置いてある理由については、報道内容を引用します。

5.18 광주 민주화 운동과 관련해 민간인 학살 책임자라 할 수 있는 전두환 씨의 망언과 역사왜곡이 계속되고 있습니다.

(5.18光州民主化運動と関連して民間人虐殺の責任者とも言える全斗煥氏の妄言と歴史歪曲が続いています)


이런 전두환 씨를 기념하는 과거의 여러 흔적들이 아직도 곳곳에 남아 있는데 이를 어떻게 처리해야 할지에 대해서도 논란이 계속되고 있습니다.

(このような全斗煥氏を記念する過去の痕跡が今も所々に残っているが、これをどのように処理すべきかについても議論が続いています)

(中略)

전두환 씨에 대한 분노를 표현하기 위해 시민들이 기념석을 밟을 수 있도록 거꾸로 눕혀 놓았습니다.

(全斗煥氏に対する憤怒を表現するために市民たちが記念石を踏むことができるように逆さに寝かせて置いてある)

KBS NEWS

つまりですね、5.18光州事件は、今もなお続いていることなのです。

年中、「歴史体験(いわゆるガイドツアー)」を開いてくれるそうなので
団体で来た時には利用してみるのもいいと思います!(事前予約)


国立5.18民主墓地

3.1独立運動100周年に際して、あるイベントに参加してきた話は以前ブログで紹介したと思うのですが、その時に韓国人スタッフから「光州事件は来年で40周年だよなあ」と聞き、



「えええ!39年前にあったことなんや…ってか両親は既に生まれている時やん!」

(私、バリバリの標準語だけどナ)

と、去年8月から光州に住んでいながら全く分かっていなかった私。

光州に帰ってきて、行ってみよう!と思ったところルームメイトも来るというので3月7日に一緒に行ってきました。これが1回目の訪問。

バス停を降りて、すぐの入り口

5.18にちなんだ「518」番のバスに乗って行くんですが…ここ、広すぎ。

入り口から、その先の建物が見えん

記念撮影。写真を撮ってもらえるのが、人と行くメリット。

3月に行った時は、準備のためなのか?工事中だった「民主の門」。

ミセモンジがひどいのでマスク着用してます

奥に見える、モニュメント(追慕塔)がこの民主墓地の象徴になっているわけですが、その奥に被害に遭われた方の墓地(ここは第1)があります。

この時は随分さっぱりしてる

この墓地には、5月16日にも一人で行ってきたのですが、その時の話もここで書くとまとまりきらないので、それについては第三弾で。



5.18民主化運動記録館

私が初めて訪ねたのは3月16日です。語学堂での春学期の授業が午前中だったので(午後が有意義すぎて有り難かったのに!)、授業が終わってから一人でバスに乗って行ってみました。

シーズンではない3月(やはり5月18日に行った時の混み具合に比べれば…)の平日午後3時頃でしたが、10人くらいが見に来ていました。世代は、私と同世代の人から、中高年(私の父母くらいかな)まで。



思っていたより(勝手)、人が入っているような印象を受けました。

この記録館が、今ACCでも特別展をしているのでそちらにも訪ねてみたところ、5.18光州事件の研究をされている女性の方と出会い、なんと連絡先を頂けたのです…!ということで最近はその方から、色々なことを教えてもらっています。

その方は今、この記録館で仕事をされているのですが「アーカイブ」にこだわっている組織だそうです。

ちょっと勉強しただけの私が言っていいのか分かりませんが、確かに、「記録物をきちんと見せる」ことができている場所だと思います。




特に印象に残っているのは3点あります。

一つは、アメリカ政府とのやりとりの書類に、黒塗りが多いこと。この前の記事でも書いた通り、アメリカの関与も指摘されています。今でもアメリカに真実を明らかにするよう求める風潮があります。

次に、この記録館の2階の一部スペースでは、光州事件における「女性の権利」がテーマにされています。女性や子供たちがどう関わっていたのか、そういった点にも目を向けていた展示は、なかなか珍しいのではないでしょうか。

最後に、3階ではユネスコに関連して、人権に関する世界各国での事例を紹介している点です。光州事件はユネスコ記憶遺産に登録されていますが、そのほか各国での事例についてもパネルでまとめられています。

5.18記録物とユネスコ世界人権記録物の価値および歴史的教訓を継承・発展させていく共感の場として構成されている。

5.18民主化運動記録館 パンフレット

初めて知ることばかりでした。(というかそういう事例の内容・意義をやっと理解した私…汗)

記録館の前にはこういった石碑が

内部の写真は撮ってこなかったので、また改めて行った時に!

韓国語のパンフレットをなぜもらってこなかったんだろ…

それにしても、光州は、平日の午後、こんな感じなんですよね。ここは記録館の裏ですが、バス通りです。まあ田舎だと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、私だけの光州に来た理由がやっと見えてきたところです。

光州生活は、あと2ヶ月しか残っていないので、光州でできることをめいっぱいしなければ〜!ここにいるうちにやりたいことが、まだいっぱい残ってます。

それではまた近々、次の記事でお会いしましょう!


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