アンナについて

慶應SFC生が韓国への留学を志した理由とは

慶應SFCの学生だった私が、
何故、韓国への留学を志したのか。

5回に4回は「K-POPファン?」と聞かれてきましたが、
実際は「人縁(인연)」とも言える、ご縁が理由となっています。

 

https://twitter.com/annaokmt1/status/1026500017920438272?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1026500017920438272&ref_url=https%3A%2F%2Fannaokmt.com%2F%25E6%2585%25B6%25E6%2587%2589sfc%25E7%2594%259F%25E3%2581%258C%25E9%259F%2593%25E5%259B%25BD%25E3%2581%25B8%25E3%2581%25AE%25E7%2595%2599%25E5%25AD%25A6%25E3%2582%2592%25E5%25BF%2597%25E3%2581%2597%25E3%2581%259F%25E7%2590%2586%25E7%2594%25B1%2F
暇さえあればかき氷を食べに行っているんじゃないかレベル。友達を巻き込んでます。




 

3年前の冬、私は大学の春休みを利用して3週間程度、ソウルに滞在していました。

この時の滞在目的は、私は果たして人生をかけてまで、韓国と深く向き合いたいのかを明らかにするため。

今よりもっと漠然としていたし、

そもそも「人生をかけて」なんていう覚悟を、ハタチ+ちょっとくらいの若者(バカ者?w)に分かっているのか?て話ではあるんですが、

「人生の決まったルート」から外れてみたくなったのかなんなのか、ふと「自分一人にしかできないこと」を突き止めたくなり、その時心にあった、朝鮮半島について深く掘り下げてみたいな!と思ったわけです。

まあ「自分一人にしかできないこと」なんて、何も成し遂げていない人間が何を言っているんでしょうかね〜

若いから言えることでもある。

それで、一人暮らし中だった韓国人のお友達のワンルームにお邪魔して、

(一般的に多くの日本人が通う大学付属の語学堂ではなく、)民間の語学学校に3週間通って、ヨーロッパ人の友達を多く作りました。

 


韓国人がどんな歴史を学んでいるのかを勉強しよう!と思った私

ある日、「西大門刑務所」という歴史施設(観光ではほとんど訪れない場所)に、語学学校で出会ったヨーロッパ人と二人で、学校帰りに電車で向かいました。当時、会話できるほどの韓国語能力ではなかったので、英語で話をしていました。

すると突然、私たちが立っていた前の席のおじさん(年齢的には60代後半くらいかな)が

Where are you from?

と聞いてきたのです。

 

この時の韓国滞在では、電車に乗った時の行動(椅子に座らない、日本語を話さないなど)に、かなり気をつけていたつもりだったので、驚きました。

 

ショック

(えー!なんて答えよう!)

と思った時、意外にも一緒にいた友達が「ヨーロッパからです」と答えて、おじさんは「へ〜」みたいな感じで、(まさか友達が答えるとは思ってなかった)




続いて私に来るかと思ったら、話は終わったんですね。

 

もちろんそれで終わるわけもなく。

 

で、あなたは?ヨーロッパから?

(そうだよなあ。きっと私に聞きたかったんだよなあ)

 

本当は中国人って答えようかな〜。なんて考えていたのに、今までヨーロッパから来たか聞かれたことなんてなかったので、驚きのあまり、

うさぎクッキー

I’m from Japan.

と答えてしまいました。
(自分も驚いたよ。わお…)

 

 

その時は、ああ、そうですか〜、で落ち着き、(え、なんだったのかな?)て思いました。

そのあと、2駅ほど過ぎて「じゃもう降りるので」と席を立ったそのおじさんは、私に席をすすめてくださいました。一緒にいた友達と、日本人に優しい韓国人のおじさんもいるんだね〜と目を見合わせました。

その直後、その駅で降りるはずだったおじさんが何故か私の元に戻ってきて、私に人差し指を指して



左差し

「独島(竹島)は私たちのものだ。
よく覚えて、帰ってから自分の国の人に伝えなさい。」

 

私は、瞬時に、歴史問題が解決しないのは、こういう昔の人たちの圧力があるからだと思いました。

「昔の人たち」を全否定するつもりはないですが、若い力で歩み寄ろうとする気持ちを摘んでしまうというか、自分たちを正当化させようとするというか、自分にとっての正義を押し付けられている気がして、

日韓の国同士より、むしろ、若者と年配の、世代間の意識の違いに注目しなければならないと気付かされました。

 


ヨーロッパの友達は、

ポーン

今どき土地の取り合いだなんて、今のは宣戦布告と同じだよ。ヨーロッパはそうやって歴史を繰り返して来たんだから。

と言っていました。そうだよね、アジアはいまだに土地の取り合いでワイワイしているよなあ。やっぱりまだアジアは野蛮なのかね?と思いつつ。

で、これで終わりなら「そうだよね、おじさんってやかましいよね」って話でいいのですが、そうではありませんでした。




もちろんちゃんと「西大門刑務所」も訪ねた、この日の夜、泊めてくれていたホストシスターと、共通の知り合いである韓国人の子と、3人でご飯に行って、この出来事を説明しました。

うさぎクッキー

だからね、世論を鵜呑みにしないで、日韓どちらも、
世代間で意識が違うってことをもっと知っていくべきだと思うんだ。
そしたら関係改善できる道が拓けるような気がする



と話しました。すると、友達が






ちなみに、私は歴史問題があるから日本のことは嫌いだよ
日本人って歴史を勉強していないじゃん

 









え…?

 

だって、そう言ったのは、日本のアイドルを好きで、日本にも何十回も来たことあって、日本語をとても上手に話す子だったんです。

韓国人なんだから当たり前じゃん、と思う方もいるかもしれませんが、日韓関係ってことよりも、友達同士の会話だと思って、よく考えてみてほしいんです。友達が日本のアイドルを好きだから、日本のことも好きだと思っていたのに、実はそうではなかったと知るわけです。(ある意味、都合の良い思い込みだが)

仲が良いつもりだったのだが…自分がなんと浅はかだったことか。

いつかの日経の記事にもありましたが、

韓国は日本と違って、ワントラック(文化が好き、旅行で訪れる→なら国も好き)の思考ではない

んですね。

てっきりそんな感情はないものだと思ってたので、友達が心の中で思っていたことを私に言えなかったことにショックでもありました。分かっているようでいて、実は分かっていなかったんですよね。

同じ言語を話して、話が通じるから、コミュニケーションを取れていると思っていたのは、大きな勘違いでした。

心は通っていなかった。驕りだったんです。



今日たまたま。

「これを教えなきゃ」と学習のポイントばかり気にしていて、目の前にいる人たちのことを見えていなかったようです。




言語スキルとコミュ力はイコールじゃない

「日本語を話すスキル」と「コミュニケーションを取るスキル」は違う!と思うんです。

日本と韓国の間での、そういうコミュニケーションで足りない部分を埋めていきたいんです。韓国人の心の奥底にどんな感情、過去、きっかけがあるのかを探りながら、社会学の研究をしていきたいと思います。

(ここまでダラダラしゃべってたのに、まとめは随分アッサリ)

できるだけ、正しく心を通わせられるように。

そのために、まずは語学から。


日本で食べたかき氷の記事を書きたいのですが最近、片付けが本格的になる手前でちょいとバタ子さん。

また次の記事で!あんにょーん!

https://twitter.com/annaokmt1/status/1027121342447939585?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1027121342447939585&ref_url=https%3A%2F%2Fannaokmt.com%2F%25E6%2585%25B6%25E6%2587%2589sfc%25E7%2594%259F%25E3%2581%258C%25E9%259F%2593%25E5%259B%25BD%25E3%2581%25B8%25E3%2581%25AE%25E7%2595%2599%25E5%25AD%25A6%25E3%2582%2592%25E5%25BF%2597%25E3%2581%2597%25E3%2581%259F%25E7%2590%2586%25E7%2594%25B1%2F
レドベルシーズンまた到来。Power Up!!!


2件のコメント

  • rrr

    初めまして!わたしは2019年度のgksプログラム選考中の者です。(現在、大学院からの連絡を待っているところです。)色々情報収集する中で、アンナさんのブログにたどり着きました。大学時代は国際関係論を専攻していたこともあり、興味深く記事を読ませていただいています。どうぞよろしくお願いします。

    • アンナ

      rrrさん、コメントありがとうございます。とてもありがたいです。国際関係論を専攻されていたということで、関心分野について是非お話ししてみたいですね!
      これからもよろしくお願いいたします。
      アンナ

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